電気代は「上位数台」で大半が決まる
家庭の電気代は、すべての家電に均等にかかっているわけではありません。 実際にはごく一部の家電が消費の大半を占めるのが普通です。 家中の家電を登録して内訳を出すと、「どれが効いているのか」が一目でわかり、 やみくもな節電ではなく、効果の大きいところから対策できます。
一般的な家庭で電気代の上位に来やすいのは、エアコン・冷蔵庫・照明・給湯(電気温水器・エコキュート等)・テレビといった家電です。割合は住まいや季節で変わりますが、 この円グラフで自分の家の「主役家電」を把握するのが、節約の出発点になります。
常時稼働の家電(冷蔵庫など)の重み
冷蔵庫のように24時間365日動き続ける家電は、1時間あたりの消費電力が 小さくても、稼働時間が圧倒的に長いため年間では大きな金額になります。 このツールでは常時稼働の家電は使用時間を24時間として計算します。 「短時間しか使わない高出力家電」と「ずっと動く低出力家電」では、 後者の方が年間コストで上回ることがよくあります。年額表示で比べてみてください。
季節変動を意識する
電気代は夏と冬に跳ね上がり、春秋に下がるのが一般的です。主因はエアコン(冷暖房)で、 とくに冬の暖房は夏の冷房より電力を多く使う傾向があります。 「平均的な月」で登録した内訳と、真夏・真冬の実際の請求額が違うのはこのためです。 エアコンの使用時間を季節に合わせて入れ直すと、ピーク月の電気代も見積もれます。
内訳がわかったら、大きい順に対策する
円グラフで上位に来た家電から、次のような対策を検討すると費用対効果が高くなります。
- エアコン… 設定温度の見直し、フィルター掃除、サーキュレーター併用、古い機種なら買い替え
- 冷蔵庫… 詰め込みすぎない、設定を「強」から「中」へ、10年以上前の機種は買い替え検討
- 照明… 蛍光灯・白熱灯をLEDへ。点灯時間が長い場所ほど効果大
- 給湯・テレビなど… 使い方と待機電力の見直し
消費電力が小さく使用時間も短い家電は、節約しても効果が限定的です。 「我慢」ではなく「金額の大きいところを効率化」する発想が、続けやすい節電のコツです。